３９歳１６１㎝１３９㎏の俺がついに明日 初めての婚活パーティーに出席するんだが、注意点とか教えろ

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コロナでもパーティー「こんな時期に」影響力落とす派閥

安倍晋三首相の自民党総裁としての任期の終わりが見え、自民党は節目を迎えています。「1強政治」を支えてきた党の変容と実像を追う連載「自民党長期政権の果てに」。第2回は、自民党政治の「代名詞」ともいえる派閥の虚と実を描きます。
7月16日夜、東京・紀尾井町のホテル。自民党・麻生派は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していた政治資金パーティーを、党内7派閥の先陣を切って開いた。副総理兼財務相の麻生太郎は「政権のど真ん中で引き続き精進したい」と声を張り上げた。
麻生派以外の各派は、パーティーを9～10月に再設定した。麻生が早期開催にこだわったのは、この夏以降の政治の動きに備えるためだった。
麻生は、首相の安倍晋三に早期の衆院解散を進言しており、麻生派幹部は「いつ総選挙があるか分からない。その弾を集めなければならない」と選挙資金の確保を急ぐ。次の総裁選に向け、結束を維持する狙いもある。同派は最近、期数ごとに会合を開いて、麻生側近らが「いずれ会長推薦を示したい」という麻生の指示を伝えている。
ただ、中堅・若手には冷ややかな声もある。パーティー当日、東京都はそれまでで最多となる286人の新型コロナの感染者の確認を発表。
派内では「こんな時期に金集めかと批判を招く」との不満も漏れた。総裁選についても、派内の思惑はバラバラだ。若手は「決めたから従えと言われても無理だ。派閥にそんなに世話になっていない」と素っ気ない。
派閥の領袖（りょうしゅう）が配下の議員にカネやポストを与え、選挙での公認を取りつける。その見返りに議員らは領袖を総裁候補に担ぎ上げ、他派と抗争を繰り広げる。55年体制下で隆盛を誇り、金権政治の温床とも批判された派閥像が変質してすでに長い。
衆院の小選挙区制度や政党助成法の導入など、1990年代からの一連の政治制度改革の帰結として、党運営の実権は総裁や幹事長とその周辺が握るようになった。
派閥の資金力は野党時代に比べれば上向いたものの、かつての力には遠く及ばない。いま党内で総裁候補とみなされている領袖は、政調会長の岸田文雄と元幹事長の石破茂だけだ。
対抗力が低下、ならば利用が得策？
安倍も、野党自民党の総裁に返り咲いた2012年には「脱派閥」をアピールしていた。「派閥が党本部の外に事務所をつくって群雄割拠するのは、やめてもらう」。党刷新を訴えようと、そんな主張も掲げていた。
当時の安倍執行部がまとめた党改革案には、党や政府の役職は党本部がすべて調整することも盛り込まれた。派閥に代わる新人の教育機能を党本部が肩代わりし、派閥を通じて党運営に口を挟む引退議員らの影響力をそぐ思惑もあった。
だが、そうした改革案も、13年参院選に自民党が勝つと立ち消えになった。すでに派閥には、安倍を頂点とする統治体制に正面から対抗する力はなく、領袖を取り込んで党の安定に利用した方が得策と判断した――。衆院中堅は安倍の姿勢の変化をそう分析。「安倍1強」体制のもと、派閥の空洞化はさらに加速したとみる。
ただ、安倍の総裁としての任期が最終盤に差し掛かったいま、「次」をにらむ派閥がにわかに慌ただしさを増しているようにもみえる。
負担感から距離をとる若手も
7月15日夜、東京・銀座のステーキ店。幹事長の二階俊博率いる二階派幹部で元官房長官の河村建夫は麻生、二階を招いて会合を開いた。脇には両派幹部が席を埋め、ワインを楽しんだ。河村は会合後、「わいわい楽しくやって両派の親交をしっかり深めた」と語った。
麻生や二階、岸田、石破らは最近、夜の会合など他派との交流を活発化させている。派閥幹部らの動きが盛んな現状を、前総裁の谷垣禎一は「政権交代可能な二大政党制が機能していない」ことの表れと語る。強い野党の不在で、結果として55年体制下のような自民党派閥による「疑似政権交代」が求められていると指摘する。
一方、自民党内では派閥に属さない議員も60人以上いるとされ、派閥とは異なるグループ活動も広がる。官房長官の菅義偉に近い無派閥の若手らは、複数の議員集団を結成。派閥が求めるパーティー券の販売や例会への出席を負担に感じ、無派閥で有力者と行動を共にした方が合理的と判断する若手らも多い。
12年の衆院選に立候補せず岸田に派閥を譲った元幹事長の古賀誠は「政権をチェックする機能は与党にも必要だ。派閥が役割を果たすべきだ」と主張する。だが、「いまの派閥にチェック機能を果たそうという心意気はうかがえない」と、その限界も認める。
現状では、総裁候補のみならず次の領袖候補も不透明な派閥も少なくない。流動化する権力の行方とともに、派閥も混沌（こんとん）の渦の中にある。