小池百合子、肝いりの１００床コロナ専門病院が稼働へ　しかし看護師が足らず３２床スタート

　「すみません、患者さん通ります。スペース空けてください」（看護師）

　東京都が運営する初めての新型コロナ専用病院の開設まで１週間を切ったこの日、患者の受け入れを想定した予行演習が、慌ただしく行われていました。

　「入院診療計画書出してもらってもいい？」（看護師）
　「チェックしちゃいましょうか」（看護師）
　「チェックと症状入れるのは知ってますよね。ここに例えば『呼吸苦』とか・・・」（看護師）

　都の施設を改修して作られた病棟にスタッフが入れたのは、ようやく今月になってから。小池知事の発表から、４か月が経とうとしていました。

　「新型コロナウイルス感染症の専用病院をスタートすることといたしました。規模は約１００床でございます」（東京都 小池百合子知事）

　小池知事が発表した病院のベッド数は「１００床」。しかし・・・

　「最終的に１００床開けるということで、まだ使わないこちらのフロアも工事は完了しています。ですが、中はご覧のようにベッドなど、まだ入っていません」（記者）

　当初発表された１００床の３分の１にも満たない、３２床からのスタート。背景には、医療スタッフを集めることの難しさがあります。１００床のベッド、つまり１００人の入院患者に対応するためには、１０人ほどの医師と、１５０人ほどの看護師が必要とされます。ただ今回、集められたのは、医師３人と看護師４８人です。

3人だと1日3交代として土日は誰がやるの？
もうこの時点でブラックじゃね？