頭髪密度70％→地肌見えない　50～60％→違和感に気づく　50％未満→周囲の目線が気になり指摘されるレベル

最近、周囲の目線が……。外出の機会は増えたが、2年間の自粛生活中に薄毛になって、人前に出るのが億劫という悩みを聞く。リクルートの「薄毛に関する意識調査2021」（20～69歳の男女）によれば、現在「薄毛である」と回答した人の割合は、男性は約3割、女性は約1％。しかしながら、薄毛の認識がない男女の約3割が「不安がある」と感じていて、2割弱はすでに「対策をしている」という。

　対策するためにも、正しい知識を得ることが大切だ。「フサフサ大作戦！」（自由国民社）の著者で、年間5000人以上の美容師などに発毛育毛法を指導する発毛診断士の久田篤さんに髪の毛のウソホントを聞いてみた。

Q．他人から見て「髪が薄い」と思われる基準はあるの？

「一般的にふさふさと呼ばれる状態の髪の毛の本数は平均10万本です。この全体がふさふさである状態を頭髪密度100％とすると、70％くらいまでのふさふさ度合なら頭髪の地肌が見えることはなく、本人も周囲からも髪が薄いとは全く気付かないレベルです。しかし、50～60％になってくるとお風呂上りやマリンスポーツなど髪が濡れるたびに鏡をみて違和感に気づきます。50％未満になると周囲の目線が気になったり、指摘されるレベルになります」

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