ローソンストア１００のイメージ

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ローソン、成城石井の上場申請　コンビニ成長投資へ

ローソンは9日、完全子会社の食品スーパー成城石井（横浜市）が東京証券取引所に新規上場申請したと発表した。上場区分や上場後にローソングループの連結対象を維持するかは未定だ。上場で得られる資金は1店舗当たりの売上高が伸び悩んでいるコンビニ事業の成長投資や株主還元に充てる。
成城石井は1927年創業で、首都圏を中心に約200店舗を展開している。自社工場で製造した総菜や直輸入のワインなど高品質な商品に強みを持つ。ローソンは2014年に三菱商事系の投資ファンド、丸の内キャピタルから約550億円で成城石井の全株式を取得したあと、ローソンで成城石井のワインを販売するなど相乗効果の創出を模索していた。

ただ、ローソンの平均日販は買収直後の15年2月期に53万3千円あったのに対し22年2月期は49万8千円と下がっている。新型コロナウイルス禍による人流減少の影響もあるが、十分な相乗効果は出ていなかった。

売却で得た資金で店舗の改装や広告戦略といった成長投資を手厚くするとみられる。ローソン単体の今期の設備投資額は430億円で、最大手のセブン&アイ・ホールディングスが国内コンビニで計画している投資額1029億円と2倍以上の開きがある。
一方、成城石井単体で見ると業績は傘下入り後に回復し、22年2月期の連結業績は売上高にあたる営業総収入が前の期比6%増の1092億円、純利益は13%増の73億円と、コロナ禍でも成長している。上場により独立性を高め他スーパーとの再編などを促す方が長期的な成長につながると判断した。

食品スーパーは再編が相次いでおり、三越伊勢丹ホールディングスは4月、高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」を展開するエムアイフードスタイル（東京・新宿）を丸の内キャピタルから買い戻すことを発表した。21年12月には関西スーパーマーケット（現関西フードマーケット）がエイチ・ツー・オーリテイリング（H2O）傘下のイズミヤ、阪急オアシスと経営統合している。

100円商品で釣ってコンビニ価格の商品で生計立ててるイメージ

なんとなく