エアコンの交換を自分でしてもええの？

https://news.yahoo.co.jp/articles/5a7c23849cab4cabad2c0a3e3a5f1686e06b02d4

高校のエアコン諸経費、鹿児島は保護者負担　県教委「変更予定ない」その理由は　九州7県のうち3県は全額公費、他県も公費化進む「猛暑続き教育活動に必須」

　県立高校の普通教室に設置したエアコンの光熱費と維持管理費について、九州７県のうち福岡、大分、宮崎の３県が２０１９年度から全額公費負担していることが９日、南日本新聞の調べで分かった。佐賀は２２年度までに維持管理費のみ県負担へ変更した。長崎、熊本は２３年度から県が全て負担する方針。鹿児島県は、受益者負担の観点から保護者らが支払っており、県教育委員会は「現時点で変更予定はない」としている。

　福岡、大分、宮崎、佐賀の各県は全校の普通教室にエアコンを設置済み。長崎は２２年度、熊本は２３年度中に設置を終える見込み。光熱費と維持管理費を県が負担する理由について、各県教委は「猛暑が続いており教育活動に必須と判断した」（福岡）「高校側から要望があり、全国的な公費化の流れも踏まえた」（熊本）などとしている。

　鹿児島県は、全６１校のうち６校が未設置。県教委によると整備済み５５校のうち、防衛省予算で措置する鹿屋市の２校を除く５３校は、光熱費や維持管理費をＰＴＡや同窓会が負担する。２２年度の平均負担額は生徒１人当たり月約８００円。

　設置済みの学校のうち、鹿児島市の錦江湾高校は保護者と職員から光熱費や維持管理費で月１０００円を徴収している。福永広隆校長は「昔はぜいたく品だったが今は必需品。県費負担になればありがたい」と話す。

　エアコン未設置の６校について、塩田康一県知事は８月の定例会見で県予算での整備を表明。県教委は設置後の光熱費について、他校と同様に保護者らへ負担を求める考えを示している。６校の維持管理費は当面生じない、とみている。