コンビニで公共料金を払っている人のイメージ

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20221129/2050012257.html

田原本町 老朽化進む公共施設の再編 住民参加で協議へ
各地で公共施設の老朽化が進み、将来的に巨額の改修コストが発生すると見込まれるなか、田原本町では施設の再編について住民が直接参加する形で議論を進めることになりました。

高度経済成長期に大阪のベッドタウンとして発展した田原本町は、現在では住民の高齢化が進み税収が減少傾向にある一方で、公共施設は老朽化し今後も施設を維持していくには巨額の改修コストが発生すると見込まれています。
このため、町は、現在ある施設をこのまま維持することは難しいとして、施設の再編を検討する新たな協議会を立ち上げることになりました。
協議会には有識者に加えて、無作為で選ばれた学生を含む住民およそ３０人にも参加してもらう方針で、住民が利用する機会の多い体育館やホールなど７か所程度を対象に統廃合を含め具体的な議論を進めるということです。
町の担当者は、「施設の再編で最も影響を受けるのは住民の皆さんなので、皆さんに関わっていただく形で議論を進めるべきだと考えた」としています。
町では、１２月１日から始まる定例町議会に必要な議案を提出する予定で、議会での審議を経て年明けにも協議会を設置し、半年ほどかけて意見をとりまとめることにしています。