【将棋】金髪ギャル系の女流棋士が誕生！輝く20歳の大学生✨

輝く金髪も武器、プロ女流棋士誕生　岐阜出身２０歳の大学生・磯谷祐維さん「負けず嫌いの性分」
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　岐阜県各務原市出身の国士舘大２年磯谷祐維（いそやゆい）さん（２０）＝東京都＝が９月１日付で、日本女子プロ将棋協会（ＬＰＳＡ）所属の女流棋士になる。２９日、ＬＰＳＡが発表した。県出身の女流棋士は４人目で、ＬＰＳＡ所属は初めて。

　磯谷さんは、日本将棋連盟の育成機関である関東研修会に今年３月入会。Ｂ２クラスに昇級し、規定対局数も満たしたことでプロとなる女流２級の資格を得た。昨年の女流アマ名人戦で２連覇を遂げたほか、女子アマ王位戦、全日本学生将棋女流名人戦で優勝経験がある。

　鵜沼第三小３年時に将棋を始め、翌年に東海研修会入会。２０１７年９月～１８年７月に同連盟のプロ養成機関の奨励会に在籍していた。山崎隆之八段（４２）門下。右玉を得意とし、居飛車党の力戦派。

　ＬＰＳＡは２００７年に設立、現在は女流棋士１７人が所属している。

　９月１日付で女流棋士となる磯谷祐維さん（２０）。日本将棋連盟ではなく日本女子プロ将棋協会（ＬＰＳＡ）への所属を決めたのは「例えば髪色が奇抜でも認めてもらえ、より自分らしく活動できると考えたから」と話す。強さに加え個性も求められるプロの世界では、輝く金髪も“武器”となりそうだ。棋戦には、同連盟所属の女流棋士と同様に参加できる。「まずはタイトル争いに絡めるようになりたい」と抱負を語る。

　祖父や父の手ほどきを受けて将棋を始めた。各務原市内で開かれていた同連盟県中央支部長・柴山芳之さん（６５）の教室で、同郷で同学年の高田明浩四段（２１）と共に腕を磨いた。東海研修会にはやはり同学年の藤井聡太七冠（２１）も同時期に在籍しており、大会で１度、対局経験がある。中学、高校は愛知県に進学。山崎隆之八段（４２）門下で奨励会試験に挑み、２０１７年に合格し１１カ月在籍した。師匠について「他にとらわれず自分の将棋を指す」と尊敬する。女流棋士の道に進むことを伝えると「おめでとう」と祝福を受けた。

　自らを「負けず嫌い。一度始めたらとことん突き詰める性分」と評する。棋譜並べや詰め将棋、対面での勉強会などオーソドックスなスタイルで、１日に長くて７時間を研究に充てる。今年５月、性別不問で戦う全国アマ将棋レーティング選手権で３位に入るなど、アマ将棋界では既に名の知れた存在の磯谷さん。「女流棋士（プロ）になってもこれまで通り応援してほしい」と話す。

　９月１１日には、アマ資格で勝ち進んだマイナビ女子オープン本戦で、タイトルを何度も獲得している加藤桃子女流四段（２８）との対局を控えており「タイトル争いに絡むには強豪を倒すことが求められる。力を発揮したい」と意気込む。

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