満員電車でキチゲェ行為をして場の空気引き締めようと思う。　良いネタ教えろ！

https://digital.asahi.com/articles/ASN3353XWN2GUTIL051.html

マウントしあう女性専用車？　メディア現場「時代遅れ」

マスメディアにおける女性の取り上げ方が、時に議論を呼ぶ。識者は「現実社会の進歩に比べて、作り手のジェンダー観が遅れている」と指摘する。
1月13日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」。地下鉄などの「女性専用車両」を取り上げた。
「戦場と化す女性専用車両」「オンナのバトル」などと画面にテロップをつけ、街頭で女性にインタビュー。女性専用車両ならではのできごととして、「ファーやポニーテールが顔にかかる」「同じブランド品を持っている女性同士でマウンティングしあう」といった声を紹介した。
2日後には、TBS系「グッとラック！」でも女性専用車両を取り上げ、乗らないという女性たちが街頭インタビューに答え、「香水やヘアスプレーを使う人がいる」
「男性の目が気にならないのか、化粧をしている人がいる」といった理由を話した。ナレーションでは
「周囲に女性のみの女性専用車両では行動も大胆になるのでしょうか」と疑問を投げかけ、「女性のみの空間だと熾烈（しれつ）な争いもある」などと伝えた。
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1月15日放送のTBS系「Nスタ」。「女性専用車両があるのだから、一般車両の座席は男性に譲ってほしい」というインターネット上の声を紹介した
さらに同日夕方のTBS系「Nスタ」でも、女性専用車両を取り上げた。街頭取材に答えた20代女性の
「女性は普通車両に乗ってくるなという風にも聞こえてしまうので、それは今のご時世的にはどうなんだろう」という意見を、誤って「乗らない派」と紹介。後日、番組内で訂正しておわびをした。
いずれの番組も、「女性専用車両の方がすいていて快適なはずなのに、隣の一般車両に乗ってくる女性がいる。女性が座る分、座れない男がいる」という趣旨のインターネット上の匿名投稿を冒頭で紹介して、「問題」を提起。スタジオでコメンテーターが議論を交わすなどした。
女性専用車両が痴漢被害対策などとして設けられているとの言及があったり、「グッとラック！」では
弁護士が「依頼者に（痴漢の）被害に遭った人はいる。絶対に（女性専用車両は）あった方がいい」と話したりしたが、いずれの番組も女性専用車両で「問題」が起きているという側面が強調されていた。
放送後、ツイッターでは「見たことない事例ばっかり」「痴漢被害者の存在を無視して踏みつけ、『女の敵は女』を誇張しエンタメ化する、使い古された女性蔑視の手法」と批判の声が投稿された。
朝日新聞は番組制作の意図や反響などについて質問したが、テレビ朝日は「番組の制作過程については従来お答えしておりません。視聴者の方からは様々なご意見をいただいています」、TBSは「番組で紹介した以上は答えられない」といずれも広報が回答した。
女性専用車両は「優遇サービス」？
痴漢被害は今なお深刻だ。龍谷大学犯罪学研究センターの牧野雅子・博士研究員は「被害者が警察に通報・相談するケースはごくわずかで
痴漢事件の大半が報道されていない」と語る。満員電車という日本特有の環境の問題にされがちだったり、冤罪（えんざい
問題が被害より注目が集まったりと
ほかの性暴力問題に比べて「仕方ないもの」としてあつかわれがちだという。
牧野さんは「テレビに限らず、雑誌や新聞がこれまで女性専用車両をレディースデーなどと同様の『女性を優遇するサービス』として取り上げてきたことにも問題がある」と指摘する。
東京大学大学院の林香里教授（メディア研究）は「一連の報道からは、『痴漢という暴力を絶対に許さない』というメッセージが伝わってこない。
なぜ痴漢被害が今もなくならないのかという構造的な問題にも目を向けていない。痴漢の被害者や問題意識がある人が怒るのは当然だろう」と分析する。
民放のテレビ番組制作部門、トップに女性はゼロ
女性専用車両を問題視した番組だけではない。ほかにも、女性の容姿を揶揄（やゆ）する場面や、芸人が独身であることをネタに「嫁探しする」といった企画がバラエティー番組などで放送されることがある。
テレビの制作現場で働く女性たちは、どう感じているのか。
在京テレビ局の30代の女性は自局の女性専用車両をめぐる報道を見て、「これは悪い番組の見本だよ」と子どもに話したという。
制作現場に男性が多く、保育園不足や物価など、子育てや生活にまつわるテーマを提案しても同僚や上司の共感を得られにくいと感じている。
民放労連の女性協議会は昨年10月、在京テレビ局の総計で、女性は全社員のうち22.6%、役員では4.7%、番組制作部門のトップはゼロだったと明らかにした。

一番はセルフ車掌だけど