【動画】上級国民を路上で射殺したアメリカ人、逮捕の決め手は眉毛www

An eyebrow tip and McDonald’s footage: Takeaways from Luigi Mangione’s evidence hearing

Takeaways from Luigi Mangione's evidence hearing - BBC News

Prosecutors played dozens of body camera videos and interviewed witnesses from the day of his arrest.

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マクドナルドでの逮捕映像と新証言を公開　「眉毛」が決め手に

【米ニューヨーク／ペンシルベニア州アルトゥーナ】
全米に衝撃を与えた、米医療保険大手ユナイテッドヘルスケアのブライアン・トンプソンCEO射殺事件をめぐり、殺人などの罪で起訴されている**ルイジ・マンジオーネ被告（27）**の公判前審理が今週行われ、逮捕当日の警察ボディカメラ映像や新たな証言が法廷で公開された。

事件は2024年に発生。被告は州法上の殺人罪に加え、死刑の可能性がある連邦法上の罪でも起訴されているが、いずれも無罪を主張している。

マクドナルドで発見　「眉毛」だけが見えていた

審理の焦点の一つは、事件から数日後、ペンシルベニア州アルトゥーナのマクドナルドで被告が発見・逮捕された経緯だ。現場は、事件現場のマンハッタン中心部から数時間離れた場所で、警察官らも当初は通報を半信半疑で受け止めていたという。

検察側が再生した通報音声によると、店内の客が「ユナイテッドヘルスケアCEO銃撃事件の容疑者に似た人物がいる」と従業員に伝えた。黒いパーカーに医療用マスク、ベージュのニット帽で顔の大半を覆っていたが、「見えているのは眉毛だけ」だったと従業員は警察に説明している。

この特徴的な眉毛が、被告を特定する重要な手がかりとなった。

偽の身分証提示で逮捕

法廷で公開された数十本の映像には、店内に大音量のクリスマス音楽が流れる中、警察官が被告を取り囲み、最終的に逮捕するまでの様子が記録されていた。

警察官がマスクを下ろすよう求めると、被告は従い、自分の名前を「マーク・ロザリオ」と名乗り、ニュージャージー州の身分証を提示。しかし、その身分証は後に偽造と判明した。

アルトゥーナ警察のウィリアム・ハネリー警部補は、この偽の身分証の提示が逮捕の十分な理由になったと証言。映像では、その後、被告が本名は「ルイジ」だと明かす場面も確認できる。

別の映像では、警察官が「偽の身分証を提示した疑いで捜査対象になっている」と告げ、被告が壁に手をついて逮捕される様子が映っている。
両手を背中に回した状態で撮影された写真は、その後、SNS上で拡散した。

「彼だ、かなり動揺している」警察官の証言

審理では、現場対応にあたった警察官らが映像を見ながら当時の判断を説明した。
事件発生後、数日間手がかりがなかった中で公開されていたニューヨーク市警の写真と被告が酷似していたとし、ある警察官が電話で、

「彼だ。冗談じゃない。かなり落ち着きがない。間違いない」

と伝える音声も法廷で再生された。

バックパックの中身をめぐり攻防

審理では、被告が逮捕時に所持していたバックパックの中身についても争われている。
警察は、**9ミリ拳銃、弾薬、現金、ノート（手帳）**を発見したとしている。

弁護側は、捜索令状がないままバッグを調べたとして、拳銃やノートを証拠から除外すべきだと主張。一方、検察側は、ノートには**「死をもたらす、強欲に突き動かされた医療保険カルテル」**といった記述があったと指摘している。

これに対しハネリー警部補は、令状なし捜索が認められる例外に該当すると反論。
また、捜索を行った警察官は、「被告をニューヨークの銃撃犯だと思ったから捜索したのではないか」との追及に対し、「私たちは全員を捜索する」と証言した。

支持者が法廷を埋める異例の光景

審理の最初の2週間、法廷の後方席には被告の支持者が詰めかけ、一部は被告を聖人のように描いたバッジを着用していた。

被告はグレーのスーツ姿で弁護人席に座り、メモを取りながら映像を静かに見守り、時折、弁護士と笑顔を交わす様子も見られた。
弁護団には、著名事件を担当してきた弁護士夫妻が名を連ねている。

裁判の正式な日程は、現時点ではまだ決まっていない。