東南アジア各国、なぜかコロナ感染拡大せず　数年後に「先進国」になると株価暴騰

中盤の東南アジア株式市場は、世界の株価につれて上昇している。新型コロナウイルス関連の死者数や感染者数の増加ペースが鈍化したことを受けて、世界的に株価が値上がりした。

主要な欧州諸国からは致死率の低下が報告された。イタリアでは２日連続で集中治療を受けている患者の数が減少した。一方で、シンガポール、インドネシア、フィリピンで１日当たりの感染者数と死者数が増加したことが、東南アジア株の上げ幅を抑えた。

シドニー市場のＳ＆Ｐ／ＡＳＸ２００指数は０．５％高、韓国の総合株価指数（ＫＯＳＰＩ）は１．４％高。ＭＳＣＩアジア太平洋株指数（日本除く）は０．１％高。

トランプ米大統領が５日、米国で新型コロナの感染者数が多い幾つかの地域で、危機の勢いが止まりつつあると期待を表明したことを受けて、米株先物がアジア取引序盤で１．５％超上伸し、東南アジア市場の地合いをさらに支援した。

ホーチミン市場のＶＮ指数は４営業日続伸、一時は３．７％高となった。０４１２ＧＭＴ（日本時間午後１時１２分）時点では２．５９％高。金融株と不動産株が値上がりした。東南アジア市場で特に上げている。

ジャカルタ市場の総合株価指数は最大２．６％上昇して３週間ぶり高値を付けた。直近では１．６７％高。金融株が上昇を主導。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数（ＳＴＩ）は２．４８％高。

マニラ市場の主要株価指数ＰＳＥｉは１．４９％高。

バンコク市場は祝日で休場。 (アジア株式市場サマリー)

https://jp.reuters.com/article/東南アジア株式・中盤＝世界市場につれ高-新型コロナ感染拡大鈍化で-idJPL4N2BU174