セックスや結婚したい女子アナ　僕は島本 真衣(まいぷー)

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大阪）勝敗分けるアーチ、青空に舞う　高校野球

九回裏、大歓声に押された打球は強豪校を破るサヨナラ本塁打となった。学校名を刻む最後の夏の大会に出場した、たった１人の部員は満塁弾で球場を去った。この日、勝敗を分ける計７本のアーチが青空に上がった。２回戦が続き、１７日は２１試合、１８日は１２試合がある。
監督と二人三脚　歴史に幕　４校連合の池田北・島本凌稀君
　来春閉校する高校の野球部に、たった１人の部員がいる。池田北の島本凌稀（りょうき）君（３年）だ。

　この日、北淀・能勢・池田北・茨田の連合チームで初戦に臨んだ。スタンドには同級生やＯＢ、元監督ら３０人以上。「凌稀ー！」。名前を呼んでの声援が球場に響いた。

　１９８４年に開校した池田北は、定員割れが続いたことなどを理由に、来年３月での閉校が決まった。

　島本君は同級生９２人の中でただ１人、野球部に入部した。島本君が加わって１３人になった野球部は２年前の夏、単独で出場した。

　大会後、３年生が引退し、部員は５人に。練習から内野ノックが消えた。守備位置ごとの個人練習が増え、週末は連合チームでの練習試合になった。

　２年になって、ふと思った。先輩が引退すれば自分が唯一の部員。「１人でやっていけるかな」。当時、連合チームには自分と同じように１人で頑張る仲間がいた。「最後の部員として、野球部の歴史を締めくくろう」と決めた。

　６校の連合チームで挑んだ２年の夏を終え、池田北の部員は島本君だけになった。練習では、広いグラウンドに稲田洪監督（２８）と２人っきりだ。

　稲田監督が投げる球を毎日１２０球打ち込む。ノックも毎日１２０本。３０～４０分、１人で受け続けると、最後は足が動かなくなる。

　「寂しい気持ちもあったと思う」。稲田監督はそう推し量るが、島本君は「続けてこられたのは稲田先生のおかげ」。夏の暑い日も冬の寒い日も、一緒にグラウンドに立ってくれた。

　「野球が出来るのは当たり前のことじゃない」

　「弱音を吐かない」

　かけてもらった言葉は数え切れない。

　「教えてもらったことを全部出し切る」と臨んだ最後の夏。連合チームは敗れ、島本君が３２年の野球部の歴史に幕を引いた。応援に駆け付けた松本晃さん（４９）は学校の１期生で、野球部ＯＢ。「よくぞ１人で野球部を守ってくれた。感謝の気持ちでいっぱい」

　稲田監督も「たった１人で夏に挑んだのは大したもの」と手放しで褒めた。島本君は「最後までやってきてよかった。こんな僕の面倒をみてくれた稲田先生に、ありがとうと伝えたい」。師弟の絆を確かめた夏だった。

さすがにおばちゃん化してきたが