親友(♀)「まったく……いい趣味してるよねぇキミも。」

親友「いや、すまないキミが何を言っているのかよく分からないんだ。以前からボクとキミの知能指数には大きな差があるということは認識していたが、これは驚きだな。あまりにその差が開きすぎると意思の疎通もままならないらしい。」

親友「キミは何を言っているんだ？他の誰かに頼む？はあ？そんなことが出来るのか？本当に？でまかせじゃないだろうねぇ？ええ？」

親友「では聞くけどその誰かって誰かな？キミの近くにそんな聞き分けのいい女子がいるとはボクは認識していなかったんだけど。それはボクの誤りだったとでも言うのか？」

親友「なあ答えなよ。ボクの質問に答えろよ。その誰かって一体誰だい？名前を挙げなよ。大丈夫安心してくれていいその人に何か変なことをしたり貶めたりするようなことはしない。ボクは聞かなかったこと、知らなかったことにするからさ。ねぇ。」

親友「キミのこんな変態趣味に理解のある救いがたいクソにも劣るゴミ以下の変態女は一体どこの誰で、そいつはキミとは一体どういった関係があるのか、さっさと答えろ。簡潔に答えろ。馬鹿は馬鹿なりに一生懸命考えて答えろ。ボクに正しい意図が伝わるようにね。ほら。はやく。おい。」

我慢ならない親友ちゃん

親友「んんんんん？？？」

親友「んんんんんんんんんんんんん？？？？？」

親友「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん」

親友「……ああ、うん、すまないね。ボクとしたことが、少し正気を失ってしまったらしい。頭が追いつかなかった。」

親友「それで？ボクの聞き間違いじゃなければ？ええと、キミもこの布を身に纏うって、そういう認識をしたんだけど、合ってるかな？」

親友「ああ、そうか、出来れば間違っていてほしかったんだけどねぇ、ええと、うん、駄目だ、まだ頭が混乱しているみたいだ。」

親友「ええと、順を追って反論していくよ。まず、何故？どうしてキミがこれを着るなんて発想に至るんだ？それは何を意図しているところなんだ？ボクの機嫌を取るための方便かな？」

親友「もしそうなら何故キミはそれを着ることでボクの機嫌を取れると思ったんだ？ボクが一度でもそれを望んだことがあるのか？あったかな？ないだろう？」

親友「それならば何故そう思うに至ったんだ？まさかボクが本気でキミのあられもない姿を目の当たりにしたかったとでも？変態衣装に身を包むキミの姿を見て？」

親友「続いて、キミがこの変態衣装を着ることで、ボクがかえって機嫌を損ねるという発想には何故ならなかったんだ？常識的に考えて、ああ、このボクのいう常識がキミに通じるものであることを願うばかりなんだけれど、常識的に考えて汚いものを見て喜ぶ人間はいないよね？」

親友「うん、汚いんだよ。ああまずそこからか。いいかい、キミの裸体は見るに堪えない。そのうえこんな破廉恥な衣装を着てみろ。相乗効果でそれはそれはおぞましい姿になるだろう。」

親友「だから…………ああ、もう面倒だ。結論から言うよ。ボクはキミがそれを着たところで喜んだりはしない。ただ恐怖や悲しみ、憎しみを抱くことになるだろう。逆効果なんだよ。」

親友「分かったかい？分かったなら、少し休ませてもらっていいかな。急に頭を使ったものだから疲労感がとてつもないんだ。はあ、なんだキミは。な？なんだよ、本当に。キミってやつは。」

親友「…………うん？なんで服を脱いでいるんだ、キミは？あっ、駄目だそんなっ、下まで脱ぐなぁッ！やめっ、やめろっ、きゃあああっ！！な、何してるんだキミっ、お、お前ええっ！！」

親友「んんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんーーーーーーー？？？？？？」