【資本論】マルクスの予言した、絶対的窮乏化。資本主義の労働者は働けば働くほど貧しくなる。

資本主義生産とその発展のもとでは労働者階級の状態は悪化し、窮乏化Verelendung（ドイツ語）せざるをえないことをいう。貧困化法則ともいう。マルクスはこの用語は使っていないが、その内容を『資本論』第1巻の資本の蓄積過程分析で次のように明らかにしている。

マルクスの窮乏化論
資本主義生産においては、労働者が生産過程で創出する剰余価値（利潤として現れる）を資本家が搾取し、
(→労働者が生み出した利益を労働者に100%払っていない)

それによって社会的生産力を高め、労働者の生存が保証されるから、
剰余価値を増大させる労働時間の延長、労働強度の増大、過度の労働、
労働生産性の発展は、絶対的にも相対的にも剰余価値の生産を増大するとともに、
(→投資して効率化して儲けが増える)
反面、労働者の隷属状態をつくりだして、すべての労働者を窮乏化させるよう作用する。
(→大企業ばかりが効率化を進め全てを飲み込んで、
そこで働かざるを得ない状況になる)

したがって、社会的生産力の増大が剰余価値の生産の形態をとる限り、資本主義は労働者にとって賃金奴隷制度になっているのである。
(→労働者「くるちぃくるちぃ」)

　この剰余価値の生産のもとの労働者の隷属状態は、資本の蓄積にも現れる。
蓄積の進行においては、労働生産力の発展は資本の有機的構成の高度化として現れる。
すなわち、資本のうち機械、原料など生産手段に投ぜられる資本部分（不変資本という）が、労働力を購買する資本部分つまり労働力の価値＝賃金に投ぜられる資本部分（可変資本という）に比べて相対的に増大していく。
(→機械のお金が高くなり、人件費が減っていく)

さらに資本の集中を伴い資本の有機的構成の高度化は加速的に進む。
資本の蓄積の結果、労働生産力の増大となる。
これは、一定の労働生産物の生産に必要な労働を節約しはするが、1人当りの労働を軽減することなしに、一定の資本のなかで資本を機能させる労働力の節約となって現れ、労働者に対する需要を加速的に減少させる。
(→機械がたくさん作るなら、人は減らそう)

可変資本の資本全体に占める比率は相対的に低下するからである。
労働者に対する需要減少は、すでに機能している労働者を働かせるためにも資本全体の加速的累進的蓄積を促進し、いっそうの資本の有機的構成高度化の源泉、すなわち不変資本に比べての可変資本の減少となる。
(→貧乏人が増えて、物が売れなくなってくる)
その結果、可変資本の相対的減少は、資本の中位の価値増殖欲にとって余分な、その意味で相対的で過剰な労働者人口、すなわち失業者を生み出す。
(→物が売れないんだから、更に労働者いらないから首切ろ)

　この相対的過剰人口の形成は、同じ可変資本量で同じ労働力量を過度に労働させ、成年労働を幼少年婦人労働によって、高級労働をより多くの低級労働によって駆逐する。
(→失業したくなかったら働けやぁ！！！！👹)
そのことによって相対的過剰人口を生産過程の技術的変革よりももっと早く形成する。
(→更に人が要らなくなり、余ってしまう)

過剰人口は就業労働者の労働条件や賃金を圧迫する。
(→物も売れんし、こいつら給料低くてええやろ)

こうして就業している現役労働者に比べ過剰人口の産業予備軍が大きくなり、貧困状態に置かれる過剰人口が増大し、受救貧民も増大する。
(→労働者多数「くるちぃくるちぃ(大合唱)」

資本の蓄積に対応する貧困の蓄積を必然にする。
(→金持ちと貧乏人のお金はバランスしてる)

富の蓄積に対し、労働者の側の貧困、労働苦、奴隷状態、無知、粗暴、道徳的堕落の蓄積である。
(→めちゃくちゃな状態になる)
このように資本主義のもとでは、労働生産力が増大すればするほど、労働者の就業に対する圧迫は大きくなり、他人の資本の増大のために、自己の労働力を売る労働者の生存条件はますます不安定となる。
(→いつクビになるか分からん😭)
資本が蓄積されるにつれて、労働者の状態は、彼の受ける支払いが高かろうと低かろうと悪化せざるをえないことになり、労働者の貧困、窮乏化を必然化している。
(→資本の蓄積が、地獄を生む)

わかりやすく解説してくれる嫌儲賢者の登場を待つとしよう😌