浦安鉄筋家族で面白かった話

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航空石川、星稜止めた高校野球独自大会

９日、１４大会（東北大会含む）で５９試合があった。甲子園交流試合出場校同士の対決となった石川の決勝は、日本航空石川が星稜に１点差で勝利し、三重は、いなべ総合が四日市工にサヨナラ勝ちで優勝した。このほか、南北海道は札幌第一、愛媛は松山聖陵、広島は広島商がそれぞれ頂点に立った。
ほかの交流試合出場校では、履正社（大阪）、大阪桐蔭などが勝ち進んだ。
■石川
◇石川県立
▽決勝
星稜００００００１００｜１
日本航空石川００００１００１×｜２
＊
甲子園交流試合出場校同士の一戦。日本航空石川の温めてきた策がはまった。
先発は、最速１４８キロ右腕の嘉手苅（かてかる）。直球の割合を４割程度に抑え、カットボールやツーシームを軸にした。七回途中まで１失点。２番手田中颯は内角直球で真っ向勝負。無失点だった。
「冬から星稜を倒すためにやってきた」と中村監督。昨秋、星稜に２敗して計３５失点を喫してから、投手陣は投球スタイルの幅を広げることに着手した。直球で押す嘉手苅は変化球を、外角の制球力が武器だった田中颯は内角攻めを磨いた。
星稜打線に狙いを絞らせず、６安打に抑えた。県内公式戦３９連勝中だった王者を止めた。「石川は星稜、と言われてきたけど、やっと勝てた」と嘉手苅。会心の勝利をかみしめた。（小俣勇貴）
■三重いなべ総合、逆転また逆転
◇松阪
▽決勝
四日市工１０１００２０００｜４
いなべ総合２０１０００００２｜５
＊
いなべ総合が、一進一退の攻防をサヨナラで制した。１点を追う九回、２死一、三塁から３番村木、４番田所が連続適時打を放ち、逆転。主将の田所は九回、「手のマメを見ろ。これだけ振ってきたんだから自信を持て」と、打席に向かう仲間たちを励ました。自身が最後を締め、「本当につないでくれた」と感謝した。
■南北海道札幌第一、勢いそのまま
◇札幌円山
▽決勝
札幌第一１１１０００１４０｜８
国際情報０１１００００１０｜３
＊
「打ち勝つ野球」を掲げる札幌第一が、序盤から長短打で得点を重ね、八回には４番西正が右中間へ３点本塁打。勢いそのままに勝ちきった。準々決勝は日没コールドで勝ちを拾った。気持ちを切り替え、「最後は笑って終わろう」と新たな目標を掲げた。菊池監督も「理想に近いチームになってくれた」と笑顔で選手をたたえた。
▼南北海道独自大会で投球数制限９日の決勝で、今春から導入された各投手の投球数を週５００球とする投球制限が適用され、国際情報の先発原田が五回途中で降板した。原田は前日までに４２５球を投げていた。五回１死、札幌第一の５番打者に３球目を投げたところで５００球に達し
この打者を打ち取って交代した。試合後、原田は「１週間で４試合をひとりで投げきるのは肩やひじに影響するし、５００球ルールは仕方ない」と話した。
■愛媛松山聖陵が雪辱
◇坊っちゃん
▽決勝
松山聖陵００５２５００１０｜１３
宇和島東０００２００３００｜５
＊
昨夏の愛媛大会決勝で敗れた相手に、松山聖陵が雪辱を果たした。三回、無死満塁から重松が右翼線に走者一掃の三塁打。「狙っていた球ではないけど、甘い球だった」。この日は３０人がメンバーに登録され、背番号の大きな３年生らが出場に備えた。荷川取（にかどり）監督は「子どもたちには忘れられない大会になったと思う」。
■広島広島商、機動力で制す
◇鶴岡一人記念
▽決勝
広島商０５０２０００２０｜９
広陵０００００１０００｜１