日本が中世だと世界にバレた　世界的科学誌SCIENCEが「日本の新首相は科学会議との戦いを選んだ」と報道

榎木英介(フリー病理医、科学・医療ウォッチャー）
@enodon
science誌が報じる。

「日本の新首相は科学会議との戦いを選んだ」

https://www.sciencemag.org/news/2020/10/japan-s-new-prime-minister-picks-fight-science-council

日本の新首相は科学会議との戦いを選んだ

日本の菅義偉新総理は、日本を代表する学会の理事に科学者を任命するプロセスを混乱させた。
研究者たちは、日本学術会議（SCJ）に対する動きを学問の自由への脅威と見ている。

日本学術会議は日本を代表する学会である。日本学術会議は、政策提言を行い、
科学的リテラシーと国際協力を促進し、事実上すべての学問分野の80万人以上の学者の利益を代表している。
現会長は2015年のノーベル物理学賞受賞者で、就任したばかりの梶田隆明氏。

総会と呼ばれる評議会の運営機関は、210人のメンバーで構成されており、
先週から6年間の任期をずらして任期が開始された。総会は名目上、首相の管轄下にあるが、
通常、総会のメンバーは日本学術会議の選考委員会の推薦を受けて首相が正式に任命する。
しかし今年は、社会科学、法律、人文科学の分野で活躍する１０５人の中から６人の学者を推薦しなかった。