眼科学会「色盲は白人に多い」

同研究は、カリフォルニアの就学前児童（3-6歳）4005人を対象に、多民族小児眼疾患研究班（Multi-Ethnic Pediatric Eye Disease Study Group）が実施。
それによると、色覚異常は白人男児で5.6％と最も多く、アジア人男児3.1％、ヒスパニック系男児2.6％と続いた。
アフリカ系男児は1.4％と、男児の中では最も少なかった。
一方、女児の有病率は、全ての人種で0-0.5％と極めて低かったため、統計学的な人種間比較ができなかった。

今回の研究で、最も低年齢の被験児童においては正確な色覚検査が不可能だったことから、研究者は色覚異常スクリーニングを4歳から実施することを推奨。
また、色覚異常児は学業不振になるケースが多く、学校で不適切な評価を受けやすいため、「色覚異常の児童に対する教案や宿題は、理解度を表す上で色の識別を要さない方法を使うのがよい」と述べている。
同時に、勉強ができないと見なされることによる児童や家族への心理的影響を問題視し、「こうした対策は早期に始める必要がある」と指摘している。

それに遺伝病は地域差も大きいから
同じ白人でもイギリス人とドイツ人では
かなり差があったりするし
それは黄色人種でも黒人でも同様