健康診断受けるんだけど、胃の検査はバリウムと内視鏡どっちがええの？

https://mainichi.jp/articles/20201202/ddm/003/070/133000c

自治体、がん検診しているの？　無料か少額負担で受診　胃や大腸など五つ対象

なるほドリ　自治体ががん検診（けんしん）をしてるの？

　記者　がん検診は、健康増進（ぞうしん）法に基づき市町村が行っている事業で、住民は無料か少ない負担で受けることができます。胃、子宮頸（しきゅうけい）、肺、乳（にゅう）、大腸（だいちょう）の五つのがんが対象です。検診の対象年齢や頻度（ひんど）は、国が指針（ししん）を定めています。

　Ｑ　がんで死ぬ人は多いの？

　Ａ　日本人の死因のトップはがんで、約２７％を占めます。日本人がかかりやすいがんの上位三つは、男性は前立腺（ぜんりつせん）、胃、大腸で、女性は乳、大腸、肺です。がんは一般的に年齢が上がるとかかりやすくなるとされていますが、女性の乳がんは４０代で急増。食生活の欧米化などが原因と指摘されています。

　Ｑ　乳がんの検診はどうやるの？

　Ａ　マンモグラフィーと呼ばれる乳房Ｘ線装置で、乳房を調べます。自分では気づかないような大きさのがんでも見つかることがあります。「ピンクリボン運動」という検診の啓発活動が行われ、受診率は改善してきました。ただ、他の先進国よりまだ低いです。がんは段階によって早期のステージ０から最も進行した４までありますが、乳がんがステージ１で見つかった場合、治療で救える可能性を示した指標「１０年相対生存率」は９８・０％と高いです。

　Ｑ　検診は毎年受けた方がいいの？

　Ａ　４０歳以上の人が対象で、国は２年に１回受けることを推奨しています。毎年受けても死亡率に大差はなく、むしろ検査で体に負担がかかるなどのデメリットが大きくなります。