米屋「概算価格より高値を提示しないと農家が新米を回してくれない」 JA「今の価格をできるだけ維持したい」

令和のコメ騒動を受けて、県内でも今シーズン主食用米の栽培面積が増えています。
需要を上回る供給量が確保できる見通しですが、価格が下がる気配はありません。

一部銘柄の新米を値下げに(7日鯖江市)
この状況に消費者は。

■買い物客
「去年から倍になっている 少しでも安いものを探すが まだ高い 手が出ない」
需要を上回る供給があっても価格が下がらない理由は、生産農家からの買取価格が大幅にアップしたためです。

■黒田拓哉社長
「去年農協にコメが集まらなかった そこで農協が概算金を上げた 民間の業者は、概算金より高く買わないと集まらないとなって、
積みあがっていった 2万9000円なので、絶対3万円から3万円以上の金額を農家さんに提示しないと、うちらには回ってこない」

JA福井県によりますと、卸業者への新米の販売量はまだ集荷量全体の2割にも達していない状態です。

こうした中県JAグループのトップは、2026年のコメの集荷の際に生産者に前払いする「概算金」が減る可能性に言及しました。

■県JAグループ 宮田幸一会長
「コメが余っている状況は間違いない 需要と供給のバランスを、価格が変わってくると、価格が下がるだろうと予想される せっかく再生産できる価格になったので、
価格は下がるかもしれないができるだけ維持したい」

備蓄米や外国産米の流通もあって在庫が増えているコメ。

いつまでこの高値が続くのでしょうか。

【特集】「新米が売れない」コメの価格高騰で販売店も困惑 苦渋の値下げに踏み切る店も 農家から'より高く'買い付けないと商品そろわず（FBC 福井放送） - Yahoo!ニュース

今年の新米が出回り始めてからおよそ2か月が経ちましたが、今も価格は高止まりしています。県内では、新米が売れずに一部の銘柄の値下げに踏み切る店も出ています。その背景を取材しました。 鯖江市内の老舗米

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