生活保護をパチで全部溶かしちゃった・・・マジでこれからどうすればいいんだよ・・・・

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ここは昭和か？ 見た目はガレージのレトロミュージアム

昭和の時代に青春を過ごした人なら、思わず「懐かしい」と叫びたくなる。岐阜県山県市の「岐阜レトロミュージアム」は、50代のオジサンを少年にタイムスリップさせる娯楽文化がいっぱい詰まっていた。

　のどかな田園風景の中に倉庫のような建物。外の壁には蚊取り線香や殺虫剤などの広告看板が飾られ、開店祝いの派手な花輪が出迎えてくれる。

　券売機で入場券を買って、さっそく館内へ足を踏み入れると、古き良き時代の街そのものの景色が広がっている。

　まずはゲームコーナー。「国盗り合戦」「元祖モグラ退治」「がんばれ運転士」「ストリートファイター」……。ゲームセンターや駄菓子屋の軒先に置いてあった懐かしいゲーム機がずらりと並ぶ。

　館内に設置されているゲーム機はすべて遊び放題で、財布にもやさしい。子どもの頃のワクワク感がよみがえり、ついつい夢中になる。

　通路の先には駄菓子屋さんのコーナーも。ラムネやチューインガム、キャンディーなどのお菓子が雑然と置かれ、子どもたちが喜びそうなシャボン玉や水鉄砲、ブーメランなどのおもちゃを買うことができる。まるで宝の山だ。

　「レトロミュージアムのメインはパチンコホールです」。館長の杉本勇治さん（45）が胸を張る。

　同館は、建設会社で働いてた杉本さんが2016年に開業した。元々、古いパチンコ台が好き。休みを利用し、趣味で全国各地の古いパチンコホールを巡って楽しんでいた。

　06年、法規制が厳しくなり、古い台が一斉に撤去され始めた。「自分が楽しめる場所がなくなる」と危機感を持った。

　それから、廃業したパチンコ店から古い台を買い取ったり、インターネットのオークションで購入したりしていた。

　「定年後に古い台だけのパチンコ店をつくりたい」。そんな思いを抱いていた。38歳の時、体調を崩したのを機に会社を辞めた。「誰でも楽しく遊べる空間」としてミュージアムの準備を始めた。

　自慢のパチンコホールには、1980～90年代に人気だったパチンコ台38台が並ぶ。景品交換はできないが、ゲームコーナーと同じくパチンコも遊び放題。

　動かなくなったパチンコ台も杉本さんが修理し、月に8～10台は入れ替えている。パチンコ目当ての常連客も多いという。

　遊んだ後は腹ごしらえもできる。「オートレストラン」には、うどんやカップ麺などの自動販売機（有料）。修理中の機械もあるが、500円玉を入れて27秒待つだけでアツアツの天ぷらうどんが味わえる。今も現役で活躍していることに驚かさせる。

　このメンテナンスも杉本さん自身がしている。「当時のゲーム機やパチンコ台を集め、動く形で残したい。ただ展示する博物館ではなく、遊べる、体験できる博物館です。ぜひワクワク感を楽しんでほしい」

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