- 病犬「邪龍……？」
蛭「何言ってんだお前？」
蚯蚓「頭大丈夫か？」
蝙蝠「厨二病か？」
梟「お前病院行ったら？ｗ」
俺「ククク……ま、俺の事をどう言おうが構わんさ」ｻﾞｯ
俺「俺は、馴れ合う気はないんでね」
- 数ヶ月後 ヨークシンシティ
蛭「さて、オレたちはこっちの担当になった訳だが……」
病犬「久々だな、5人も出すのは」
俺「クックック……それほど大仕事って事かもな」
病犬「なのかねェ」
蚯蚓「！ 居るな」
豪猪「……何処だな？」
蚯蚓「先行する、付いて来い」ｽﾞﾙｯ…
- ダルツォルネ「な、なんだアイツら……！」
クラピカ「………」
センリツ「強いわね……明らかに、一線を画す実力よ」
スクワラ「畜生、何だってあんなのが……！！」
マフィアA「くっ、クソ！ 一旦退却するぞッ」
マフィアB「あ、あんなの勝てねェよ！！」
ｽﾞﾙｯ
蚯蚓「待て」
マフィア達『『！！！？？』』
- ダルツォルネ「お前らは……陰獣！？」
クラピカ「十老頭直属の戦闘部隊か！」
スクワラ「ま、まさか助けに来てくれたのか！？」
俺「その通りだ」ｽﾀｯ
病犬「奴ら、なかなかやる方だな」ｽﾀｯ
豪猪「まさに殺しのプロって奴だな、うんうん」ｽﾀｯ
蛭「餅は餅屋、って奴だぜ」ｽﾀｯ
- マフィアC「い、陰獣が5人も……！」
マフィアD「マジかよ……！！」
病犬「取り敢えず」
ｻﾞｯ
俺「陰獣(俺たち)に、任せておけ」ﾆﾔ
マフィアE「お、おおお……！！」
マフィアF「ッ、これが陰獣か……」
マフィアG「すげェ………」
- ワロタ 絶対ハブられるやん
- 邪龍ｗ
- 邪魔に見えた
- 崖の上
シズク「んー……なんか強そうなのが居るね？」
シャルナーク「僕じゃ勝てそうにないなぁ」
マチ「ウボー、行ってきたら？肩鳴らしにもなるでしょ」
ウボォーギン「ヘッ、最近はあんま戦えずイライラしてたかンな、言われなくとも行かせてもらうぜ」ｻﾞｯ
ノブナガ「頑張れよー」ﾌﾘﾌﾘ
フランクリン「インスタにでもアップすッか」ｽｲｯ ｽｲｯ
フェイタン「『ヨークシンなう』、と」ｽｲｽｲｯ
- ｻﾞｯ
ウボォーギン「おう、てめェら喧嘩しに来たんだろ？最初は誰がオレと闘ってくれんだ？え？」ﾆﾔﾆﾔ
病犬「フン……てめェなんかオレ一人で十分だッての」
豪猪「なんならオレだけでもイケるんだな、うんうん」
俺「待て。あまりソイツを舐めない方が良いぜ」
蚯蚓「……む？」
ウボォーギン「お？」
- 蛭「どう言う事だよ？ アイツ、図体がデカいだけだろ。それともビビってるのか？」
俺「違う。奴は恐らく、強化系の中でも上位に位置すると思われる」
病犬「……それはオレ単独で行って負ける程と、そう言いてェのか？」
俺「ああ。ま、致死性の毒を使えば何とかならん事もないだろうがな」
病犬「………」
ウボォーギン「……ッハ。なかなかやるじゃねえか、そこの。オイ、お前名前はなんて言うんだ？」
俺「」ﾁﾗ
蛭「……まあ、言っても良いんじゃね」
- 俺「『邪龍』。本名は俺だ」
ウボォーギン「そうかよ。じゃ俺、てめェは後だ。タイマンでやりてェからな」
蚯蚓「……なんだと？」
豪猪「……それは、邪龍以外は敵でないと言ってる様に聞こえるんだな？」
ウボォーギン「事実そうだろ？それとも何か？てめェらはオレを確実に殺せる実力があるとでも言うのかよ？あ？」ﾆﾔｧ
病犬「……ほざけェ！！」ﾄﾞｫｯ!!
蚯蚓「56す」ｽﾞﾌﾞｯ!!
蛭「調子乗ってんじゃねェぞッ」ﾄﾞｫｯ!!
豪猪「死ぬんだなッ」ﾄﾞｫｯ!!
俺「………」
- ウボォーギン「すこォ～し、遊んでやろうとも思ったがよ」
ｽｯ
ﾋｭﾝｯ
豪猪（な、消え───）
蛭「ど、何処にッ」
ｶﾞｼｯ ｶﾞｼｯ
豪猪「………！？」
蛭「な……」
ウボォーギン「つーかまーえた♥」
ｽｳｯ
ウボォーギン「オァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ！！！！！」
- ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ…
シャルナーク「うるさっ」
シズク「耳痛…」
ノブナガ「おまッ、耳ぶっ壊れるだろうがァ！」
クラピカ「ぐ……」
ダルツォルネ「何だアレはッ、鼓膜が破れるかと思ったぞ……！！？」
- 豪猪「が……ぁ………」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
蛭「ぎッ………」ﾋﾟｸﾋﾟｸ
ウボォーギン「ふん」ﾄﾞｻｯ ﾄﾞｻｯ
ｸﾞﾁｬｯ! ｸﾞﾁｬｯ!!
頭を失った豪猪「」
頭を失った蛭「」
病犬「な、なぁッ……！！？」
蚯蚓「な……！」
俺「……だから言ったろうが」ﾎﾞｿ
- ウボォーギン「で？次かかってこいよ、余裕なんだろ？」
<ﾑｼﾙﾝｼﾞｬﾈｰ!
俺「病犬」
病犬「……ああ」ｽｯ
ﾇﾘｯ
蚯蚓「…どうする？」
俺「決まってる、奴を殺したら逃走だ」
俺「恐らく奴の仲間は奴と同程度の実力だろうし、継戦は非常に望ましくない。であればやはり、一定の成果を挙げた後に十老頭の下へ帰還する。これしかない」
- 病犬「つーと？」
俺「奴の言葉には従わない。俺がまず奴を引きつける、機を見てお前らは奇襲しろ」
蚯蚓「本当に大丈夫か？」
俺「大丈夫だ、問題ない」
病犬「……。頼んだぜ、余裕はねェからな」
俺「ああ」
ｽﾀｽﾀ
ﾋﾟﾀｯ
- ウボォーギン「あ……？」
俺「あの2人は戦いたくないってよ」
ウボォーギン「ほォ……まァ、賢明だな」
俺「それに免じて先に『発』を使う余裕でも貰えないかね」
ウボォーギン「あ？ ……ま、良いぜ。てめェとは愉しめそうだからな」
俺「そうか。じゃ───」
ｽｯ
ｺｫｵｵｵｵｵｵｵｵ……
ウボォーギン「………？」
- ﾋﾞｷｯ ﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷｯ
フランクリン「なんだありゃ？」
マチ「……嫌な予感がする」
シャルナーク「…マチの勘ってよく当たるんだよなあ」
バショウ「………！？」
センリツ「何、これ……？ まるで、闇のソナタの様な…」
マフィアA「い、陰獣があんな呆気なく……」
マフィアD「やべぇよ、やべぇよ…！！」
マフィアC「いや、待て！ 邪龍が……」
- 支援
- 俺「………gluuuuuuuuuuu…………」
ﾋﾞｷｷｷｷｷｷｷｷｷｯ……
ﾊﾞｻｧｯ!!
ﾒｷｨｯ ﾒｷｨｯ!
ｶｯ!
龍化した俺「glaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa！！！！！！」
ﾊﾞｻｯ ﾋｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｯｯ
ﾌﾜｯ!
ウボォーギン「……ンだこりゃ、たまげたな」
- 俺「この姿になった俺は、誰にも止められねえよ────って、事で」
俺「今だ病犬、蚯蚓！」
ﾊﾞﾊﾞｯ!
病犬「っらァ！！！」
蚯蚓「」ｸﾞﾆｭｯ!
ウボォーギン「！」
ｶﾞｼｯ
蚯蚓「捕まえたぞ……！」
ウボォーギン「……チッ、邪魔だッ！」ﾋｭ
- 俺「させねェよ───glaaaaaaaaa！！！！」ｺﾞｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ!!!
ウボォーギン「！！！」ｻｯ
ｸﾞｸﾞｯ
蚯蚓「捕まえていると、言っているだろうが！」
ウボォーギン「ちィ……！」ﾊﾞｯ
ｺﾞｳｳｳｳｳｳｳｯｯ!!!
ウボォーギン「ぐうううううううう！！！」ｼﾞｭｳｳｳｳｳｳｳｳｯ
ウボォーギン（熱い！ この温度ッ、下手をすれば左腕が使えなくなる程かッ）
- ﾋｭﾝｯ
ｶﾞｼﾞｯ!
ウボォーギン「っぐ！？」
病犬「バカがッ、余所見してんじゃねェ！」
ｽﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ
ウボォーギン「クソが、ちょこまか……と………？」
ﾄﾞｻｯ
ウボォーギン「な………！！？」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ
- ノブナガ「何！？」
マチ「嘘……！？」
フェイタン「………ウボー、どしたあるか？」
シャルナーク「……！ 致死の毒！ まずい、ウボーを助けなければッ」ﾀﾞｯ
俺「……OK！ ここは退却するぞッ」
ﾋｭｳｳｳｳｳｳｳﾝｯ
病犬・蚯蚓『了解！』ﾊﾞｯ
ｽﾀﾀﾀﾀﾀﾀｯ
ｽﾞﾙｯ…
- 龍・・・キルアのじいちゃんとかぶってるやん・・・
- フランクリン「ウボー、大丈夫か！」
ウボォーギン「ぐっ……ま、不味いな………」ﾋﾞｸｯ ﾋﾞｸｯ
シャルナーク「……シズク！吸い出せないのか！？」
シズク「…あたしが吸い出せるのは非生物のものだけ。この毒は浸透性が強過ぎるし、そもそも致死性だからここまで耐えているのがおかしいと思うよ」
マチ「退却するよ！ ここはもうウボーの治療に専念する！」
ノブナガ「畜生……『邪龍』とか言ったな、アイツ絶対に殺してやるぜ………！」
ウボォーギン「す、まねェ………」
ｶﾞｼｯ ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ…
- クラピカ「……勝った、のか」
ダルツォルネ「終わり、なのか………？」
スクワラ「い、陰獣の勝ちか……！」
マフィアB「あ、でも宝……」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
マフィアG「……げ、幻影旅団！？ マジかよ！！？」
マフィアC「お、おいどうした？」
マフィアG「…相手は幻影旅団だ。見逃せとのお達しが来た」
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ
マフィアF「……！ なん、だと………」
- マフィアE「つ、次はなんだよ？」
マフィアF「今の奴らの帰り際……他の陰獣が、全員やられたそうだ」
マフィアE「え……？ そ、それじゃ」
マフィアA「い、陰獣は……3人だけになっちまったのかよ………！！」
マフィアB「……荒れるぜ。こりゃ」
マフィアC「旅団が、関わってるのか……」
クラピカ「………旅団？」ﾋﾟｸ
クラピカ「………」
ｽｯ
センリツ「……クラピカ？」
- 数日後 ヨークシンシティ
ｶﾞﾁｬﾝｯ
病犬「……まさか、オレたち以外全滅とはな」
蚯蚓「十老頭までもが死んでいたと言うのはな……」
俺「お前ら、これからどうする？」
病犬「…やっぱ、普通にハンター業するしかねェんじゃねェの」
蚯蚓「ああ。オレは遺跡ハンターでもやるつもりだ」
俺「そうか。俺は、天空闘技場で金を稼ごうと思ってる」
- 病犬「まァ、お前のアレなら上位に君臨出来るだろうな…」
俺「ともかく別れだ。一応ホームコードは教えておくぜ」ｽｯ
病犬「オレのはこっちだ」ｽｯ
蚯蚓「オレはこれだ」ｽｯ
病犬「うわお前パンツから出すなよきったねェ！」
蚯蚓「………」
俺「……クク。ま、短い期間だったが、居心地は悪くなかった。またいつか会えれば会おう」
蚯蚓「ああ」
病犬「じゃァな」
ｽﾀｽﾀｽﾀ…
- 数日後 天空闘技場
ﾜｲﾜｲ
ｶﾞﾔｶﾞﾔ
俺「ここが天空闘技場か」
俺（弱そうな輩ばかりだな）ﾁﾗ
俺「……ま」
ｻﾞｯ
俺「取り敢えず、200階を目指すか」
- 審判「試合───開始ッ！」
大男「クックック……すぐに楽にしてやるよォ！！」ﾄﾞｫｯ!
俺「」ｽｯ
ﾋｮｲｯ
大男「おッ！？」
ｶﾞｼｯ
ｺﾞｷｯ!
大男「ッギ、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ！！！？？」
ﾄﾞｻｧｯ!!
- 姪だと勘違いしてた
- 俺「………」
ｸﾙｯ ｽﾀｽﾀｽﾀ
観客A「な、なんだアイツ……！？」
観客B「化け物かよ………」
観客C「つ、強過ぎる……」
俺「次、どの階に行けばいい？」
審判「………。190階へ」
俺「諒解」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
観客D「しかもいきなり190かよ……！」
観客E「こ、こりゃ大変な事になったぞ………」
- 190階
ﾄﾞｻｯ
モブ念能力者「」
俺「これで良いか？」
審判「……10-0。200階へどうぞ」
俺「存外余裕だったな」
ｽﾀｽﾀｽﾀ
- 200階
受付嬢「200階クラスへようこそ！初めてのようですのでご説明等をさせて頂きますね！」
俺「ああ、頼む」
受付嬢「こちらのクラスは申告戦闘制と言いまして、90日の戦闘準備期間を用意しております！その間であれば自由な時に戦っても良いというシステムです！」
受付嬢「無論毎日戦ってもらっても構いませんし、期日ギリギリであっても構いません！また一度戦えばその日から更に90日間の準備期間が発生します！」
俺「そうか」
- 受付嬢「そしてこのクラスは4敗した場合におきましては、強制的な失格処分として扱われる事になります！しかし連続不連続問わず合計10勝した場合、晴れてフロアマスターと呼ばれる230～250階を支配する最高位の闘士たちへの挑戦権が与えられます！」
俺（流石にこれくらいは知っているがな）
受付嬢「当然勝利をすれば貴方はそのフロアのマスターとなることが可能ですし、そのフロアに存在する設備全てを無料で利用する事が可能です！そしてフロアマスターになれば2年に1度開かれる格闘の祭典、バトルオリンピアへの出場権を入手出来ます！」
受付嬢「そこで優勝をすれば最上階に存在する超豪華な豪邸の保有権及び非常に希少な財宝を手に入れられる他、世界最強の名を恣にする事が可能なのです！とはいえ前者は2年限定の保有になりますので、その点はご留意頂きたい旨をお先にお伝えします！これまでで何か質問したい事等ございましたでしょうか！」
俺「無い」
受付嬢「でしたらこちらの用紙に参加の旨をお願いします！」
俺「」ｽ
ｶｷｶｷ
ﾊﾞｯ
受付嬢「…ありがとうございます！では、充実した格闘ライフをお楽しみ下さい！」ﾆｺ
- 俺「……さて、どうするかな」
俺（すぐに闘ってフロアマスターになっても良いが、この階は念能力者も多いだろうからな……下手をすると、俺が元陰獣の邪龍であると見抜く者も多いだろうな）
俺（………）
俺「が、何もしなければそも時間の無駄だな」
ｽｯ
俺「さっさと闘って、フロアマスターになるか」
俺（金はあるだけ良いからな）
ｽﾀｽﾀｽﾀ…
- 廃ビル
クロロ「………」
ウボォーギンの死体「」
マチ「………。ダメ、だった」
ノブナガ「畜生……ッ、畜生、畜生、畜生ッッ！！！」ﾄﾞﾝｯ!!
シャルナーク「……そりゃないよ、神様」
ボノレノフ「ウボー程の者でも、致死性の毒には勝てないか……」
ヒソカ「えーっと……確かヤったのは、陰獣の『病犬』、『蚯蚓』、『邪龍』だっけ？♣︎」
パクノダ「病犬はどこかの傭兵になってて、蚯蚓は遺跡ハンター、邪龍は天空闘技場で金を稼いでるみたいね」
ノブナガ「間違いねえんだな……！？」
フィンクス「……そら本当かよ？」
フェイタン「間違いないね。ワタシとパク、必死に調べたし」
- フランクリン「…弔い合戦だな。どうする？全員、報復に向かうんだろ？」
シズク「あたし、病犬って人の方に行きまーす。顔忘れたけど、大した事なさそうな感じしてたし」
コルトピ「僕もそっちを狙いたいかな」
ボノレノフ「病犬だな。オレとは相性がいい」
クロロ「………。オレは、埋葬をするよ」
マチ「……私も」
ヒソカ「ボクはパスかな♥ 最近、面白いゲーム見つけたし♦︎」
- フィンクス「蚯蚓って奴を狙う。ウボーを殺しておいて、楽な生き方はさせねえよ」
フェイタン「ワタシもそち行くね」
シャルナーク「僕もそっちかな。……あの見た目、気持ち悪いから駆除したいし」
ノブナガ「オレは……あの、クソ龍野郎をブチ56す」ｷﾞﾘｯ
フランクリン「オレもアイツを殺しときてェな」
ヒソカ「…なら、ここからは別行動って感じかな♥」
クロロ「ああ。……各自、無理はするなよ」
全員『『了解』』
クロロ「解散だ」ｸﾙｯ
ｸﾙｯ ｸﾙｯ
ｽﾀｽﾀｽﾀ…
- ノブナガ「フランクリン」
フランクリン「奴は天空闘技場の200階クラスで戦っているらしい」
ノブナガ「200か。イケるな」
フランクリン「余裕だ。格闘士のメッカなんて言われてるが、所詮は殆どが『硬』や『堅』も使えねェ雑魚の集まりに過ぎねェよ」
ノブナガ「すぐに向かうぜ。飛空艇の予約を取っておく」
フランクリン「オレも諸々の準備をしておく」
病犬「お前が新しい陰獣か」豪猪「名前は何て言うんだな？」俺「クク……『邪龍』、とでも呼んでくれ」
VIP
コメント