大麻所持容疑でスーパー「きむら」役員逮捕　アパートで100株栽培

木村潤一郎容疑者のアパートから押収された大麻＝高松市の香川県警高松北署で2020年11月9日午後4時7分、喜田奈那撮影

　アパートで大麻を所持していたとして、香川県警高松北署などは9日、香川、岡山両県でスーパーを展開する「きむら」（高松市）の取締役、木村潤一郎容疑者（35）＝高松市郷東町＝を大麻取締法違反（所持）の疑いで現行犯逮捕した。「間違いない」と容疑を認めているという。

　容疑は、9日午前8時ごろ、自宅とは別に木村容疑者が借りていた高松市茜町のアパートで、乾燥大麻を約225グラム所持していたとされる。アパートの室内からは鉢に植えられた大麻約100株も見つかり、高松北署は木村容疑者がアパートで大麻を栽培していたとみて調べている。

　同社は香川、岡山両県で「新鮮市場きむら」などの店名でスーパー17店舗を展開している。同社は「逮捕されたことは把握しているが、内容を確認中でコメントできない」としている。

　民間信用調査会社によると、「きむら」の2019年8月期の売上高は171億円。木村容疑者は宏雄社長の長男。