お前ら「エスペラント語」覚えた方が良いぞ！　全人類共通を目的にしたすばらしい思想の言語だから、これさえ覚えれば誰とでも話せる

https://mainichi.jp/articles/20191110/ddm/010/040/034000c

東日本大震災　おいでよ　岩手県釜石市　カフェ「ｂｌｕａ　ｃｉｅｌｏ」　義母の遺志継ぎ

カフェ「ｂｌｕａｃｉｅｌｏ（ブルーアシエーロ）」
　ラグビー・ワールドカップ開催地として、街全体が沸いた岩手県釜石市。その住宅街の一角に、カフェ「ｂｌｕａ　ｃｉｅｌｏ（ブルーア　シエーロ）」はある。山崎鮎子さん（４２）が２０１７年５月、義母の遺志を受け継いでオープンした。

　店内には、靴を脱いで上がる。「自宅のようにくつろいでほしい」という思いからだ。手作りのパンは盛岡市にある国の天然記念物「石割桜」から採取した酵母を使用。焙煎（ばいせん）前に豆を水洗いする一手間をかけた「鐡（くろがね）珈琲（コーヒー）」は昨年、釜石鵜（うの）住居（すまい）復興スタジアムのオープニングイベントでお披露目した。

　鮎子さんの義母、弘子さんは事務機器などの卸売業を夫と営んでいたが、東日本大震災で自宅兼倉庫が津波に襲われた。裏手のマンションの上階に逃げると、住民が部屋に入れてくれた。人の温かさに触れ、人生を見つめ直した時に「より人と関わり、つながる生き方をしたい」と思うようになる。好きなパンを焼きながらカフェを開く準備を、鮎子さんと進めた。

　だが開店直前、弘子さんは病気で亡くなる。６３歳だった。鮎子さんはあきらめかけたが、完成したばかりの店には義母の思いが詰まっている気がした。「とにかくやってみよう」と一歩を踏み出した。

　店名はエスペラント語で「青い空」。「人も、思いも、空でつながっている。誰かが誰かとつながる場所になれば」と願う。