猪苗代湖の沖合を泳いでいた家族連れが通りがかりのボートに巻き込まれ8歳児ら4人が死傷した事故　両足切断の母親らが真相解明を訴え

今年９月、会津若松市の中田浜付近の猪苗代湖で、ライフジャケットを着けて沖合を泳いでいた家族連れが通りがかったボートに巻き込まれ、
千葉県野田市の小学３年生豊田瑛大くん（８）が死亡、母親と兄など３人が重軽傷を負いました。

この事故の目撃情報を募るため、遺族らは２３日、亡くなった瑛大くんの写真や事故に至るまでの経緯などを掲載したホームページを立ち上げました。

それによりますと、豊田さんたちは水上バイクを使ったマリンスポーツを楽しむため沖合に出ていました。

父親が水上バイクを運転して知人を牽引している間、瑛大くんたちが水に浮かんで順番待ちしていたところ、ボートに巻き込まれたということです。

この事故で負ったけがの治療のため、母親の舞子さんも両足を切断したということです。

この事故を巡っては、国の運輸安全委員会が調査を進めているほか、警察も当時付近を航行してした船の関係者などから事情をきくなどして業務上過失致死傷の疑いで捜査を進めています。

遺族に代わって記者会見した代理人の弁護士は、「瑛大くんのご家族は事故の風化を防ぎたいと望んでいます。
瑛大くんの死を無駄にしないための事故の予防策も求めています」と話していました。