お前ら酒なに飲んでる？

https://mainichi.jp/articles/20201226/dde/012/040/005000c

来年こそは

新型コロナウイルスにより、世界中の人々の生活が一変した２０２０年も残りわずか。４月の緊急事態宣言から時は流れたが、日本は「第３波」のまっただ中にある。感染拡大の影響で休業要請などを受けた店舗・施設の、苦しく、悩み、耐えた「特別な年」も終わろうとしている。半年前、訪れた場所をもう一度訪ねた。
　「早いっすね」と言いながら常連客が上着に袖を通す。東京・赤羽の「スナック雪子」。都の営業時間短縮要請に協力し、午後１０時に閉店する。「スナックはこれからなのに」と雪子ママ（６４）はため息をついた。１２月は年一番のかき入れ時だが、予約もキャンセルばかり。４月以降、度重なる休業や時短要請にはすべて協力した。「（思うように働けず）私の職業はなんだったんでしょう、という１年」。客席のアクリル板を拭きながら、この１年を思った。
九州最大の歓楽街、福岡・中洲。３６年前に両親が始めた屋台「武ちゃん」を継いだ武内秀明さん（４１）は、母美津子さん（６８）と店を切り盛りする。約２０軒が軒を連ねる屋台街も、「第３波」で自粛ムードが高まり、戻りつつあった客は再び減った。客が少ない平日は天気予報が雨なら開店を諦め、客足が途絶えると早々に店じまいする日もある。「ゴールデンウイークもだめ。お盆もだめ。１１月の３連休で少し良くなったと思ったら、またＧｏＴｏトラベルが停止。さらにお客さんが減るんでしょうね」。この日最後の客が酒を飲み干すのを見つめた。
「今はみんなビクビクしている。来年は心の穏やかな年になってほしい」と話す雪子ママ。日本中の、世界中の人の思いかもしれない。

缶チューハイより美味いしコスパもいい

うまい

発泡酒に手ぇ出したらアル中の始まりやと思てる