ワイ、献血でゆゆうたする

１ヶ月前、成分献血で赤血球が足りず追い返されたので、リベンジするべく、
鉄分の多いご飯、大豆食品を食べて
今日に備えた。

血液検査も問題なく、過去最高の良い数値が出た。

待合室で待機し、トイレも済ませた。

あの感覚がまた、ワイを襲ったのだ。
体の強ばり、口の中の違和感。

最後の3巡目が始まり終わりを迎えようとした瞬間、変化は起きた。

今までこんな事は無かったのだ、なぜ?!

たまらず、看護師さんを呼んだ。

椅子が倒され、頭が下がり始める。
だいぶ気が良くなった。

肛門に力を入れる。
感覚は引いていく。

一先ず落ち着いて、流血を看護師さんに伝えた。
他の人に見られない様にする、ボードが椅子を囲う。

内出血が酷くなり、傷口に薬を塗られた。

「はい、、漏れそうです…」

「わかりました。車椅子持ってきますので、待っててください。」

え、車椅子?
意味がわからず力が抜けた。

(ｺﾝﾆﾁﾊ！！！！)

は?

車椅子が来た。
『手遅れだよ、もう、、、』

「、、、れました、、」小声

トイレに入り、ズボンを脱ごうとした瞬間ヤツは足元から顔を出した。

【HELLO☆☆】

ワイは、固まった。

トイレに座り、挨拶が終わったのを確認し、辺りの掃除を始める。

看護師が下着と着替えと、
濡れた紙タオル、袋を届けに来てくれたので。

体と、便器、床をトイレットペーパーでひとしきり清め。
濡れた紙タオルで、磨きあげる。

《立つ鳥跡を濁さず》

頭はその一言で埋め尽くされた。