ユニクロをセールでしか買わない・買えないオジサン急増中

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ユニクロをセールでしか買わない・買えないオジサン急増中!?

東京コレクションやセレクトショップに並ぶような新進気鋭のドメスティックブランドを購入した経験があれば、現在のユニクロがいかに優れた生地を用いて、質の担保された洋服を作っているかはお分かりでしょう。

しかし、あんなに優れたコスパを誇るユニクロを“セール価格”でしか買わないオジサンがいるとかいないとか……。えっ、本気ですか? スーパー閉店間近のお弁当、お惣菜割引セールを狙う昭和の浪人生、苦学生モードいつまで引き摺ってるんですか、もう歴としたオジサンなんですから。

『新生活家電セットには除湿機がマスト』や『使った傘は錆びるから帰宅後すぐ乾かせ』、『100均のサランラップだけは絶対に買うな』など、一人暮らし経験のあるオジサンからフレッシャーズに伝えられる新生活の知恵は多数あれど、『ユニクロは必ずセールを行うから特別価格で買え』だけはちょっとナシ。そんなライフハックもどきを新人に教えようものなら、恥をかく可.能.性大です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3bd92ed1ad3543061bbc39d90f4f5f970b66e5e7

そもそも、着倒すという概念があまりなく、飽きたら頃合いを見て手放し、次の軍資金にする。基本そのルーティーン。ユニクロが意図を以て気鋭ブランドと生み出すコラボアイテムをセール価格まで待つなんて愚の骨頂、だって待機してるあいだにマイサイズとカラーが欠けちゃいます。

着心地や気分を左右する、寸法や色よりもプライスを優先しだしたら本末転倒。おまけに、買うの躊躇してたらいつの間にかSOUL'd OUT。でも、売り切れると余計に欲しくなるのが人の常ってモンで、挙句の果てにゃ転売ヤーから喜んで購入する。その姿、地獄絵図です。

だって、メルカリで最も売れているブランドランキング1位は不動のユニクロなんです。過去5年間でも堂々の1位。使用した肌着や下着は論外だけど、ジャケット、シャツ、パンツなら二次流通でも需要があるってこと。

服に携わる者としては、悲しいけれどこれが現実です。セールまで購入を躊躇うのではなく、売ることまで考えて確実にアイテムを即ゲットするZ世代的な考えを、オジサンも取り入れるべき時代が来たのかもしれません。

というか、逆にセール価格じゃないと絶対に買わない界隈のオジサンってどういうメンタルなのか不思議でしょうがありません。そんな1,000円程度の割引幅なんて、学生バイトでも1時間の最低賃金で稼げるレンジだし、欲しくて悶々とした日々を過ごすストレス考えたら、その場で購入して、明日からどう着こなそうかとか気分高めるほうが精神的にも、身体の健康にも、なによりタイパ的にもいいはずです。

買って飽きたら手放す、果たしてこれはドライなのか正しいのか、江口洋介よろしく『そこに愛はあるのかい?』――と若者に問いかけたくなる気持ちも分かりますが、消費者金融がCMで擦り倒して一部ではウザがられてるみたいなんでヤメときます。

家着の長袖Ｔシャツとか色は何でもいい