女ってなんで化粧するの？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？

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化粧崩れなくてイイじゃん　発売して即バズったコーセー「メイクキープミスト」　夏の味方はどう生まれた？

年々厳しくなる暑さ対策として、顔に吹きかけるだけで化粧くずれを防ぐ化粧品「メイクキープミスト」の人気が続いている。この商品はコーセー（中央区）の大石郁（かおる）さん（工学博士）らが開発し、累計出荷本数は1600万を突破した。水と油の二層式ミストを吹きかけるという世界に類のない技術で、汗や皮脂から化粧を守る。16日には、この技術を応用した新商品「紙パウダー」が新たに登場する

◆市場にほぼない「新形態」への挑戦

　汗や皮脂による「化粧くずれ」は長年、メークの大きな悩みだった。創業以来、崩れないメークを求める技術にこだわり、ファンデーションや口紅などの商品を提供してきた。大石さんは、メーク全体の仕上がりを保つ商品に注目。「美しさを保ちながら、手軽に使えるミスト」という新しい商品の開発を目指した。

　当初は、一般的な化粧水のような一層のミストの開発に着手したが、汗や皮脂をはじく機能に限界があった。汗に強い成分を配合した油と水の二層式ミストという、当時市場にほとんど存在しなかった新しい形態に挑んだ。

　「化粧くずれ防止機能はもちろん、ミスト状に吹き出る配合かどうか、技術や品質に対する懸念が社内で持ち上がった時期もあった」と大石さんは振り返る。約1年間、議論と試作を重ね、ようやく2019年6月に発売。「仕上げのひと吹きで、真夏でも夜までキープできる」と交流サイト（SNS）の口コミで拡散し、あっという間に大ヒット商品に。

◆「紙パウダー」商品化の裏にZ世代

　コロナ禍では、マスク姿でも化粧が崩れにくい2代目ミストを発売。2024年2月には3代目を発売した。3代目の開発に携わった吉田祥麻さんは、汗や皮脂に強いのはもちろん、表情の動きや時間の経過による「メークのよれ」に強いと解説する。

　6月16日には、あぶらとり紙に「メイクキープ」の成分を配合した新商品を販売する。Z世代を中心に再注目される「あぶらとり紙・紙おしろい」に商品化を求める声が多くあり、企画した。担当した石関友香さんは「メーク直しや前髪にも使用できる。世代や性別を問わずに愛用してほしい」と願う。海外客からもこれらの商品は好評。大石さんは「素材から切り込み開発したことで評価を頂いた。海外も含め、今後も期待に応えられるよう開発を続けたい」と力を込める。