外出OKとなった韓国 電車は満員､駅に人は溢れ､レストランは家族連れで満席､アベックは外でハグ…当たり前の日常が戻ってて羨ましすぎる

仕事帰りの客でにぎわう、韓国の焼き肉店。
5月6日に外出自粛の要請が解除されたほか、感染者の減少にともなう警戒心の緩みから、ソウルなどの街には人があふれ、日常生活が戻ったかのように見える。

ところが10日、感染の“第2波”ともいえる集団感染が発生した。
韓国MBCアナウンサー「再び拡散する傾向となった新型コロナウイルスの国内での状況が、尋常ではありません」

発端は、5月初めにソウル市内のクラブを訪れていた20代男性客の感染。
実はこの男性、店内ではマスクを着用せず、クラブを5軒ほどはしご。

客や関係者など、少なくとも全国で106人の感染が確認されていて、接触が疑われる人は5,000人以上にものぼっている。

ソウル市は、ほぼ同じ時期にクラブに出入りした客の名簿を入手し、自宅待機やPCR検査を呼びかけているが、そのうちおよそ2,000人と連絡が取れず、警察などの力を借りて特定を急いでいる。

また、この客の中には、人気K-POPグループ「KARA」の元メンバー・ギュリさん(31)も含まれていたことが判明。

ギュリさんは、PCR検査を受け陰性だったが、当時は外出自粛の期間中で、「規範を守らなかった点を反省しています」と謝罪した。

韓国・鄭銀敬(チョン・ウンギョン)中央防疫対策本部長「今回の集団感染は、若い年齢に露出が多く、地域社会に拡散する可能性が高い状況。
2次、3次伝播(でんぱ)による拡散を最小化にするためには、今週が非常に重要な時期」

韓国では13日以降、学校を順次、再開する予定だったが、今回の事態を重く見た韓国政府は、生徒の安全を守るため、学校再開を1週間延期することを決めた。
今後の状況によっては、さらなる延期の可能性もあるとしている。

外出自粛の要請が解除されたあとの街を見ると、バス停の前には人が密集。

久しぶりの外出を喜んでか、抱き合う男女の姿も。
駅の階段にも人の波ができ、夕方の電車内は“密状態”に。
カラオケ店でもマスクを外し、隣にいる人の目の前で熱唱。

飲食店では、対面して座ったグループが、話に花を咲かせていた。
夕食時のレストランは、家族連れの客が多く、店内は満席となっていた。

韓国では、店内でも1メートル以上の距離を取る、歌を歌わないなど、31項目にわたる「新生活様式ガイドライン」が公表されている。
しかし、それらを全て守り切るのは難しいとみられる。

この状況に、韓国・文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「人々が密集する密閉空間であれば、いつどこでも同様の状況が起こり得ることをあらためて知らしめた。
最後までさらに警戒を強め、防疫の手綱を緩んではいけません」と述べた。

制限解除にともない発生した韓国の“第2波”。
緊急事態宣言の解除が検討される日本も警戒が必要となる。

劣等安倍国は宿題が終わらないのだ

これも加え入れろ～