テレビ局のアナウンサーって美男美女ばっかで雇用差別が酷すぎる。　LGBT・障碍者・不細工・黒人・部落民・ハンセン病とかも採用しろよ

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私が黒人だから職質したの？日本の学校で教えるBLM

黒人差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター（BLM）」運動を授業で扱う学校が出てきている。「肌の色による人種差別は米国だけの問題ではない」との問題意識からだ。学校現場では多様なルーツをもつ子どもが増えており、専門家も「グローバルな人権意識を養うために学校教育の役割は大きい」と指摘する。
「差別や偏見を見聞きしたら、ぜひ自分から、やめようと言い出してほしい」
大阪府枚方市の市立山田中学校で7月にあった英語の授業。米ケンタッキー州出身の黒人の英語教師エマニュエル・ターさん（30）が、1、2年生の計約220人にクラスごとにBLM運動について教えた。
2014年に来日したターさんは4月に同校に赴任。5月に米ミネソタ州で黒人男性が白人警官に首を押さえられ死亡する事件が起きた。その後、全米に広がったBLM運動について交久瀬善浩校長から「自身の思いを生徒にぶつけて」と授業を依頼された。
日本の路上で警官に呼び止められて…
ターさんは日本での体験を伝えた。路上で警察官に呼び止められ「IDは持っているか」と10回近く職務質問されたこと、日本に住む白人の友人に話すと「そんなこと一度もない」と驚かれたこと……。
生徒からは「日本人にも黒人差別の意識があると感じた」などの感想が寄せられた。授業では、米国の奴隷制度や黒人差別撤廃を訴えた公民権運動の歴史も資料を交えて紹介した。「BLMは米国だけの問題ではない。異なる人種や性的少数者らへの差別、いじめ問題が日本にもあることを考えてほしい」と話す。
東京都多摩市の私立大妻多摩中学高校では6月、高校の世界史の授業で取り上げた。BLM運動を紹介した報道番組を見せ、「日本社会と共通項があるとしたらどんな点でしょうか」と課題を出した。
在日コリアンや被差別部落出身者、ハンセン病患者への差別を例に挙げる生徒や、「外国人労働者が不当な扱いを受けているが政治的なサポートが少ない」と論じる生徒もいた。コロナ禍による休校もあり授業で教えるべき内容は他にもたくさんあった。それでも「自分と違う状況の人にも目を向けてほしかった」と授業を担当した社会科教諭の籏野明理（はたのあかり）さん。3年の飯島理加さん（18）は「昔からある黒人差別が今も変わっていないのはなぜなのか、考えたい」と語った。
福岡市の福岡県立福岡高等聴覚特別支援学校では6月下旬、3年生の国語の授業で取り上げた。生徒が「気になるニュース」に挙げていたという。BLMが「簡単には翻訳できない言葉のひとつだと思う」という新聞のコラムを題材に、「黒人の命は大切」「黒人の命も重要」「黒人の命こそ大事」という3通りの日本語訳を紹介。それぞれどう手話で表せばよいかを問いかけると、生徒は表情豊かに手話をした。
日本の教育「大変心もとない」
人種差別を、日本の学校はどう教えてきたのか。人権教育が専門の福田弘・筑波大名誉教授によると、戦後に設けられた社会科や道徳の時間で、被差別部落出身者や女性への差別を取り上げてきた。ただ、「人種差別は身近な問題ではなく、どれほど学校で教えてきたかは大変心もとない」という。
人権や差別の問題を教えることは、国際的な要請だ。1995年に始まった「人権教育のための国連10年」は各国に人権教育を促進するよう求め、国内では00年に人権教育・啓発推進法が成立。国と自治体に人権教育を行う責務があると定めた。02年に閣議決定した基本計画では、女性、障碍者、同和問題、アイヌの人々、外国人、ハンセン病患者などを個別課題として挙げ、学校や家庭、地域などで取り組むこととした。
一方、社会のグローバル化に伴い、多様なルーツをもつ子どもが増えている。文部科学省によると、小中高校などの公立学校にいる外国籍の児童生徒は12年度の7万1545人から、18年度には9万3133人に増加。学校で差別や人権を学ぶ必要性は高まっている。そんななか、テニスの大坂なおみ選手やバスケットボールの八村塁選手ら、日本人と黒人を親に持つ世界的なアスリートも行動を起こしたことで、BLM運動に対する若者の関心も高まった。
川島浩平・早稲田大スポーツ科学学術院教授（米国研究）によると、多民族社会の米国では子どもが家庭や地域で生活する中で人種の違いを知り、学校でも奴隷制度など人種差別の歴史を学ぶという。川島教授は「学校教育の場できちんと人種問題を教えなければ、グローバル社会から取り残される。米大統領選のテーマの一つにもなっているBLM運動は、子どもがリアルタイムで人種問題を考えるいい機会だ」と話す。
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